こんにちは!オンラインでバイオリンレッスンをしているドイツ在住のバイオリニスト、はるか先生です。
もくじ
はじめに:画面の向こうのバイオリンの先生になること
大学院生の時に福岡、大野城市でバイオリンのレッスンをスタートしました。その後ウィーンに音楽留学中、コロナ禍前でありながらも日本からバイオリンレッスンの依頼がありオンラインレッスンをスタート。帰国後の東京ではまた新たに九州の生徒さんからアメリカやアジア圏の国内外のバイオリンを習いたい生徒さんからも多数問い合わせがあり、今日に渡りオンラインレッスンをしています。
そして私自身、まだ学びたいことがあるのでドイツに移住し勉強をすることに決めましたが、海外生活で得た知織や経験を生徒さんに還元でき、9000km離れてもオンラインレッスンを通して、バイオリんのレッスンのみならず現地で培った異文化体験の共有ができることにとても喜びを感じます。
オンラインレッスンでバイオリンが上達する生徒さんたちを目の当たりにして、バイオリン発表会で直に会って演奏を聴いてこれまで自分がしてきたオンラインレッスンはきちんと伝わっていたんだな、と対面レッスンと変わらない成果を実感できて、自分のこれまでの指導実績に自信が持てたことと同時に、バイオリンを弾くに当たってコンプレックスを抱く方を少しでも減らしたい、バイオリン上達に向けてサポートしていきたいと強く思うようになりました。
バイオリン上達したい!と日々練習に励んでいる皆さんに簡単な質問です。
バイオリンを練習するとき、何を大切に練習するかバイオリンの先生に教えてもらっていますか?
バイオリン上達の鍵は「良い音」にある
私がよく生徒さんに言うのは以下の4つです。
バイオリンの先生を2016年からやってきて、老若男女、初心者から経験者まで、たくさんの生徒さんをレッスンしてきました。
対面でのバイオリンレッスンをしていた生徒さんも、オンラインのみでのバイオリンレッスンをしている生徒さんも、コロナ禍で大変でしたが、福岡教室・東京教室の生徒さんのための発表会も各地で開催し、これまでの皆さんの努力が実る瞬間に立ち会えたことをとても嬉しく思いました。
みなさん志も高く、「こうなりたい!」「この曲をバイオリンで弾きたい!」というビジョンを明確に持っています。ただ、ある程度バイオリンが弾けるようになると、基本的なことを見落としがちです。
だからこそ、この4つの必要なテーマについてバイオリン練習段階でしっかり意識して取り組まなければなりません。
バイオリンが上達する人の特徴は?
上達のスピードには個人差があります。それぞれの環境や目標によって練習量も異なってくる上に、それぞれ課題の消化のスピードも異なるので人と比べるものではありません。
ライバルは昨日の自分です。アマチュアもプロも、とにかく昨日の自分を越すしかないのです。
「昨日の自分を越すとは・・・?」
漠然な問いだったかもしれませんが、上達する人は常に正しい復習をしています。
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- レッスンや練習を録画・録音して自分を客観的に見る
- まず頭の中で出したい音をイメージする
- とにかくコツコツ積み重ねる
完全な初心者だったにもかかわらず、お仕事と両立されて鈴木メソード1巻をたった4ヶ月で卒業されました。(通常は月4回レッスンを受けていても、卒業までに最速で1年ほどかかります)
そして前述でも述べた最低限の4つの大切なことも練習に取り入れる(=常に意識する)ことができるので基本がブレません。基本がブレないということは、バイオリンが上達することに当たって一番大切なことです。
初期設定のレベルを高く見積もらない
バイオリンが上達するために必要な大切な4つのことに加えて、日頃から自分の音を聴く練習が必要です。いわば「現実を知る」という作業です。自分の音を聞かずに弾いて頭の中で流れているメロディを脳内で流しても、発表会で自分の演奏を聴いて「なんて私はダメなんだ!」というネガティブキャンペーンに走ってしまってはせっかくの成長の機会である発表会が嫌な思い出になってしまいます。
そのため、目の前の課題を正しく見つめて、等身大の自分を知ることが大切です。特に大人の生徒さんは効率を考えてしまうことや弾きたい曲がたくさんあるのに基礎練習なんていやだ!と感じてしまう生徒さんがいるのも事実です。ただ、基本的なことができないまま先に進む方がとてもしんどいことなので、とにかく目の前の課題を消化、そして消化したことが自覚できたかどうかが、誰かと比べることよりも理想の自分に盲目的になることよりも大切です。
正直私も自分の演奏録音するの嫌だなぁと思って練習しています・・・
そこでオススメするのがこの録音機。録音機というよりスマホに差し込むマイクです。プロのミュージシャンも録音するときに使うものです。
スマホで録音となると雑音も入るし聴く気が失せてしまいますよね。これは装着するだけで録音や録画もすぐにできる優れものです。
はるか先生:他のバイオリンの先生との違い
残酷に聞こえますが、多くのバイオリンの先生は、自分が持っているものをただ与えるだけのレッスンをしています。もちろん、プロを目指すのであれば1言われたら10習得する、くらいのスキルは必要ですが、技術に遅れがある中級者や、右も左も分からない初心者に対してそれだけではあまりにも責任感がないのでは?と私は感じます。
私の場合は、自分の経験や私が持つ語彙に基づいて、インプット、アウトプット、フィードバックをレッスン内で行います。いわば、バイオリンのレッスンは生徒さんの求めているものと私が与えられるものの化学反応だと思って常にレッスンをしています。
褒められても、できてるかどうか分からない!という方は実感を求めすぎている傾向にあることに加えて自分のバイオリンの音色を聴く練習が足りないことが見受けられます。良い音がわからなければ逆に汚い音を出さないことに徹するのも練習方法の一つだと思いますよ。
バイオリンの練習が楽しくなる!?
そこで!!少しでも良い音色になるようなバイオリングッズをお勧めしています!!!
Kaplan(カプラン)の松ヤニ
私がドイツの音楽祭でお世話になっているヤツェック先生にオススメしていただきました。とにかく音量が出ます。音量が出てよく響くので脱力しやすくなります。対面レッスンの生徒さんに、松ヤニを塗る前、塗った後のビフォーアフターを試奏したところ、あまりの音量の違いに感動して即購入されていました。1万円以上もする松ヤニもある中でとてもリーズナブルで手に入れやすいのでオススメです。
PIRASTRO(ピラストロ)の肩当て
タブレット端末とタブレットスタンド
「オンラインレッスンを受けたいけどタブレットがないから・・・」と泣く泣く断念してきた方に朗報です。なんと1万円弱でタブレットが手に入ります。タブレットでオンラインレッスンを受ける・録画して演奏のフォームを確認する・楽譜をダウンロードしてタブレットを見て演奏ができる。タブレット一つでマルチな活用ができますよね。加えて、タブレットスタンドも揃えておくと便利です◎
MANHASSET(マンハセット)の譜面台
多くの楽器学習者が持っている譜面台は折りたたみ譜面台ではないでしょうか。安くて軽いので手に入りやすいですよね。ただ、楽譜をたくさん置けない・書き込みがしにくい・足場が不安定というデメリットもあります。それを解決してくれるのがマンハセットの譜面台です。楽譜も置きっぱなしにできるので練習する際のめんどくさい一手間(楽譜を開いて置く)を省けるのは嬉しいポイントです。
ピンクの譜面台もあります⭐︎
金属の消音器
バイオリンレッスンのお問い合わせてよくあるのが「防音室でもなく楽器演奏可能物件でもないのですがバイオリンを習っても大丈夫か」というご相談です。それぞれの住居環境にもよりますがこの金属の消音器で大体解決します。私は以前、一般的な鉄筋コンクリートのマンションに住んでいた時、この金属の消音器を装着して夜中にコソ練をしていましたが、一切苦情は来ませんでした。※実践されり場合は自己責任でお願いいたします
バイオリン練習における防音対策については以下のブログでもご紹介しているのでよろしければお読みください▼
オンラインでもバイオリンのレッスンはできる!
いかがでしたか?はるか先生のこれまでと、他の教室との差別化されたレッスンポリシーについても記述してみました。
大切な4つのポイントを踏まえて、オススメのバイオリングッズを手に入れてバイオリンライフをお楽しみください♪
はるか先生のバイオリンレッスンを受けてみたい!という方はお気軽にお問い合わせください。
△WiFiはココがオススメ◎オンラインレッスンには欠かせないインターネット!