こんにちは、ちゃんはるです。東京都・練馬区のバイオリン教室やオンラインでバイオリンの先生をしています。
バイオリンを演奏する皆様、松ヤニにこだわりはありますか?
私はウィーンに留学していたり、ヨーロッパの音楽祭に参加してきましたが「たかが松ヤニ、されど松ヤニ」と、気づきました。
今回、これまで使ってきた松ヤニをご紹介します!
松ヤニとは?
松ヤニ(松脂)とは名前の通り松の樹液を固めて作られたもので、これを弓の毛に塗ります。樹液と言っても完全に固まって固い状態なので弓につけると白い粉のようなものが見受けられます。これによって摩擦が生じて音が出る仕組みになるのです。
新品のバイオリンと弓を手にした生徒さんから「バイオリンの音が出ません!」と驚いた様子で連絡をもらうときがありますが、これは松ヤニを塗ってないからです。
SALCHOW[サルショー/サルコー]
アメリカ製の松ヤニ。某プロオーケストラの指揮者をしている先生が団員に配ったと言っていました。音量が出やすいようです。私が大学生だった時に所属していたオーケストラサークルで初心者の友人も使っていましたよ。
Guillaume[ギヨーム]
フランス製。10年くらい使いましたが、透明感のある音質だと感じます。透明感があって音量も出るので、演奏会やコンクールにもこの松ヤニを使用していました。
Kaplan[カプラン]
アメリカ製。ドイツの音楽祭に参加した時にヴァイオリニストの講師の先生がオススメしてくれた以来、愛用しています。弓の引っ掛かりがよく、発音がクリアになります。
いかがでしたか?松脂はとても長持ちするのでお気に入りのものがあれば長く使い続けることができます。(松ヤニで変化が感じられなければ弓の毛のメンテナンスが必要かもしれません。)